バイク趣味は危ないからやめとけ?実際に乗っている私の答え

バイク事故

 

「バイクって本当に危ないの?」
「周囲からバイクはやめとけと反対される」
「乗ってみたい気持ちはあるけど不安もある」

 

このような不安や疑問、抱えていませんか?
バイク歴6年の筆者も、初心者の頃は「バイクは危ないからやめとけ」と言われたことがありました。

「バイク趣味は危ないからやめとけ」に対して、私はこのように考えています。

・バイクが危ないのは事実。だからこそ危険性を正しく理解することが大切。
・事故をゼロにはできないが、正しい知識と安全意識でリスクを減らすことはできる。
・危険性を知った上で「乗る」「乗らない」を自分自身で選ぶことが大切。

バイクに乗るにあたっての不安や恐怖に対して、どのように向き合うといいのか?
その1つの答えを紹介していきます。

気になる目次だけでも気軽に目を通してくださいね。

 

この記事を書いた人
あやね

2019年に19歳で普通自動二輪免許を取得。
女性・初心者に方に向けて、バイクに乗る上でのバイクに乗る上での悩みや不安に寄り添う情報を発信しています。
免許取得後、バイク納車時の運転が怖すぎて泣いたことがある。
愛車はYAMAHAのMT-25

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バイクは危ないからやめとけと言われる理由

車から見落とされやすい

バイクは車と比べて車体が小さいため、ドライバーから実際よりも遠くに見えたり、速い速度で進んでいるように見えることがあります。

また、車の死角に入りやすく、ドライバーがバイクの存在に気づかずに右折や車線変更をしてしまうケースもあります。

こうした「見落とし」が原因で発生しやすい事故の一つが、次に紹介する右直事故です。

右直事故

ドライバーが右折するときに、「まだバイクは遠くにいるから右折できるだろう」と誤った判断をすることで、直進するバイクと衝突してしまう事故を「右直事故」と言います。

バイク事故において、重大事故に繋がりやすい原因の1つです。

身体がむき出し

バイクは車と違って身体がむき出しのため、事故を起こした場合は致命傷リスクが上がります。

🚨 死亡リスク
約3.4倍
🏥 重症リスク
約5.1倍

出典:e-Stat「道路の交通に関する統計(2025年)」


バイクは「事故を起こしやすい乗り物」というより、
「事故が起きたときのダメージが大きい乗り物」です。

だからこそ、ヘルメットを正しく着用し、プロテクターを常に着用して安全運転することが大切です。

バイク教習中に全治3ヶ月の怪我をして思ったこと

ここからは私自身の経験談から、バイクの安全への考え方をご紹介します。

私は、バイク教習中に松葉杖をつくほどの大きな怪我をしました。
「急制動」という二輪の課題でブレーキ操作を誤ったことが原因です。

※急制動とは・・・二輪教習において、時速30km(普通・大型二輪は時速40km)のスピードを出し、決められた範囲内で停止するブレーキ操作の練習項目。

大きくバランスを崩し、身体が外に放り出されて、酷い捻挫を負いました。
そのとき、当時の私はこう思いました。

「時速30kmのスピードで全治3ヶ月の怪我ということは、これが時速40km、60km、100kmだったら自分はどうなる?」
「バイクが放り出された先が対向車だったら?歩道だったら?」
「人と衝突してしまったら?」

もう、自分の怪我だけでは済まされない事態になる。
それこそ、捻挫程度の怪我では済まされないかもしれない。

「待って、バイクって、簡単に死ぬんじゃん。」

当時はそう思ってしまうくらい怖かったです。

しかし、それでも私は「もうバイクには乗りたくない」とは思いませんでした。
それだけ「バイクに乗りたい」という気持ちが強かったです。

身をもって「バイクは本当に危ない」ことを理解できたからこそ、交通安全を甘く見ずに真剣に考えられるようになったのは、今の私のバイク人生を支える土台になりました。

バイク歴が数年ある今なら、当時よりは上手にブレーキ操作ができると思います。

それでも、人間である以上ミスを完全になくすことはできません。

だからこそ、どれだけ慣れても交通安全を軽視してはいけないのだと思います。

私はこの経験をきっかけに、バイクは人の命が簡単になくなるような乗り物だということを強く実感しました。

 

「バイクは危ないからやめておきなさい」

私自身、周囲にバイクに乗りたいと伝えたときの反応は、いつもこの言葉でした。

バイクが危ないなんて、そんな当たり前のことは知っている。

だからこそ真剣に、真面目に、真摯に交通安全と向き合おうと今でも覚悟してバイクに乗っています。

バイクは危険な乗り物だからこそ、危険から目を背けるのではなく、リスクを少しでも減らそうと努力を続けることが 、安全に楽しむための第一歩だと私は考えています。

 

事故を限りなく減らすために意識していること

車間距離を空ける

車間距離を空けることで、前方の車両が急ブレーキをしても安全に対処ができます。

また、対向車からの死角に入りづらいため、交差点での「右直事故」の発生を防ぐことができます。

この右直事故を防ぐためには、常に対向車の右折車の動きを見て、交差点に進入するときはスロットルをオフにできる心構えでいることが大切です。

また、車のすぐ後ろを車間距離を詰めて走行すると、対向車から自分の姿が見えなくなります。

バイクの安全運転では「自分から見えること」よりも「相手から見えていること」を意識するのが大切です。

 

スピードを出し過ぎない

バイクの事故は「単独事故」の割合が車よりも高いことが特徴です。

時速60kmでの衝突は、時速30kmの単純な2倍の衝撃ではありません。

速度が上がるほど衝撃は急激に大きくなり、重傷や死亡事故につながるリスクが高まります。

さらに、速度が高いほど危険を発見してから停止するまでの距離(制動距離)も長くなるため、飛び出しや急な右折車に対応できなくなる可能性があります。

速度が出ていなければ防げる事故や、軽傷で済む事故は多くあります。

だからこそ、自分と相手の身を守るためにもスピードを出し過ぎないことが大切です。

 

プロテクターを常に着用

バイクの死亡事故において、損傷部位は「頭部」「胸部」が大きな割合を占めています。

ヘルメットは着用義務がありますが、プロテクターは任意です。

「ちょっとそこまで乗るだけなのにプロテクター付けるの面倒くさい…」となる気持ちは痛いほどわかりますが、事故とはいつ起きるか本当にわからないものです。

通勤通学の時間帯では、プロテクターを着用してバイクに乗っている人の方が少数派だと思います。

プロテクター入りジャケットを1枚羽織るだけで十分なので、プロテクターを身に付けてバイクに乗ることをぜひ習慣にしてくださいね。

かもしれない運転

「あの脇道から車や人が飛び出してくるかもしれない」
「コンビニやお店からあの車が出てくるかもしれない」

といったように、運転中は「〜かもしれない」と常に危険予測しながら走行することが大切です。

 

できるだけ車の死角に入らないように走行

バイクが車の死角に入る位置で走行することで、周囲から自分の存在を見つけてもらえなくなります。

特に、車と並走する真横の位置や斜め後ろ

は車の死角に入るため、この位置で長く走行することは避けた方が安全です。

車の後方に十分な車間距離を取るか、できるだけ速やかに追い越して車の前方を走行すると良いでしょう。

※灰色部分は厳密な死角ではありませんが、車線変更時などにドライバーから見落とされやすい位置です。

 

反射板付きジャケットで視認性アップ

バイクは他の車両から物理的に「目立つ」ことも重要です。

特に夜間や悪天候時は視界が悪くなるため、自分の姿を他の車両に見つけてもらうことが事故防止において大切な考え方です。

例えば、

・反射板付きジャケットを着用する
・服装やヘルメットは、黒一色よりは明るい色のものを着用してみる
・バイク用レインコートの色を派手なものにする

といった工夫をすると良いでしょう。

 

なぜバイクだけが反対されるのか

「バイク=危険」のイメージが強い

例えば、
・登山
・スキー
・サーフィン
も死亡事故はあります。

「登山は危ないから辞めろ」と言われることもありますが、バイクほど頻繁ではないのではないでしょうか。

それは、バイク事故の映像やニュースは誰でも想像ができるからです。

また、普段の暮らしの中でバイクは身近な乗り物です。

「事故をしたら身体がむき出しだから怪我をするかもしれない」
「最悪の場合命を落とすかもしれない」

「バイク=危ない」というイメージが先行することで、周囲から反対される機会が増えてしまうと感じます。

 

自分では防ぎきれない事故もある。

 

どれだけライダー自身が注意深く用心していても、相手が信号無視をしていたら自分の身を守ることができなくなってしまいます。

もし登山であれば、悪天候時は途中で引き返したり、中止する判断をすることで、自分の命を守ることができるはずです。

バイクに乗る上で決して「自分だけが注意していれば安全だ」というわけではないことが、周囲から「やめとけ」と言われる所以だと言えるでしょう。

 

反対する人の根底に「失いたくない」という心配がある

バイクが反対される背景には「危険だからやめておいた方がいい」という価値観だけでなく、「事故に遭ったらどうしよう」という心配があるかもしれません。

 

(世代や個人によっては)昔の暴走族のイメージが残っている

改造バイクの騒音問題や集団でマナーの悪い運転をする暴走族を想像して、

「バイク乗りは柄が悪い」
「バイクは不良の乗り物だ」

という先入観を持つ人は一定数いると考えられます。

もちろん、交通ルールを守り安全運転をするライダーも多いですが、一部のライダーのイメージによってバイクに対して良い印象を持たれない場合もあります。

 

それでもバイクに乗る理由

ここまで「バイクは危ない」ということを統計データを含めてご紹介してきました。
最後に「それなら、なぜ危ない乗り物に乗るの?」という疑問にお答えしていきますね。

※個人の意見なので、参考までにお考え下さい。

私がそれでもバイクに乗る理由は、危険性を理解した上でも、それ以上にバイクの魅力に惹かれているからです。

バイクと出会って、バイクがいたから出会えた景色や感動が、何よりも私の人生の楽しみになっています。

バイクの楽しみ方は人それぞれですが、個人的には「バイクは自分が知らない未知の世界へ連れて行ってくれる相棒」と感じています。

 

車のように荷物も人も乗らないし、雨風は凌げないし、夏は汗だくになり冬は寒さに震えています。

雨風は凌げないけれど、季節ごとに違う空気を全身で浴びる爽快感や開放感が心を満たしてくれます。

暑いのも、寒いのも、晴れも雨もまるでエンタメのような楽しさに変わるのもまた不思議です。

では、危険性を理解した上で、なぜ私はそれでも乗り続けるのでしょうか。

それは、バイクだからこそ出会えた景色や感動があるからです。

特に印象に残った経験は、一人で北海道バイク旅をしたことでした。

本州では考えられないほどの、どこまでも永遠に続くようなまっすぐな道。

北海道ならではの動物や自然、季節との出会いに心が踊ったこと。

気さくに話しかけてくれた現地の方との一期一会。

日本最北端の地・宗谷岬で、海の向こうにサハリンを見たときの感動。

 

これらの経験は、決して何かの役に立つものではありません。

しかし、私の人生においてかけがえのない宝物となりました。

バイクは確かに危険な乗り物です。
しかし、それ以上の楽しさや喜び、幸せが待っている可能性はきっと誰にでもあるのだと思います。

私にとっては、リスクを理解した上でも乗り続けたいと思えるほどの素敵な景色との出会いがありました。

 

☆北海道を一人で旅したときの感動や旅の様子については、こちらの記事で詳しく書いています☆

 

しかし、バイクの免許を取ろうとしていた時期には、まさかこんな素敵な出会いがあるとは想像もしていませんでした。

私がバイクに乗り始めた理由は、大学の通勤に便利だからという理由だけでした。

初めは原付や125ccスクーターを検討していましたが、バイクについて調べているうちに、

「こんなにもかっこいい乗り物に乗れたら最高だよな」

「通学だけの手段に留めておくにはもったいなさすぎる魅力がありそうだ」

と思い、車の免許よりも先に普通二輪免許の取得に向けて教習所に通いました。

バイクの教習車がとにかくかっこよくて、一目惚れしている自分がいました。

「絶対に私はバイクに乗りたい」という確固たる思いが芽生え始めた瞬間でした。

だから私は、教習所内で全治3か月の捻挫を負っても、バイクのことを諦めようとは考えなかったのだと思います。

いつまでも初心を忘れず、バイクの危険性から目を背けることなく、安全運転を心がけながらバイクに乗り続けていきたいです。

 

「バイク=危ない」からこそ乗らない選択肢もある

私は、バイクは危ないからこそ安全運転を心がけて乗り続けることを選びました。

しかし、大切な人や守りたいものがあるからこそ、「バイクに乗らない」という選択をしている人もいます。

大切なのは、自分の意思で「バイクに乗る/乗らない」を決めることだと考えています。

この記事を読んで、「やっぱり自分は乗らないでおこう」と思った方もいるかもしれません。

それも一つの立派な選択です。

一方で、「興味はあるけれど不安もある」「乗ってみたい気持ちはあるけれど迷っている」という方もいると思います。

そんな方は、

・まずは興味あるバイクの情報収集から始める
・試乗してみる
・原付や小型バイクから始める

とスモールステップでバイクライフを始めてみるのもおすすめです。

 

 

バイクはとても素敵な乗り物です。

ただし、その魅力を最大限味わうためには、正しい知識と危険性への理解が欠かせません。

この記事が、あなた自身の「乗る・乗らない」を考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

 

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