バイク初心者のみなさん、こんなお悩みを抱えていませんか?
安全のためにしっかりとした服装をする必要があると頭ではわかっているけど、普段から街乗りで使うときに毎回バイクウェアとプロテクターを付けて運転するのは大変ですよね。
また、春夏秋冬では服装選びで気を付けるポイントが変わります!
夏でも長袖長ズボンでも涼しくバイクに乗る方法や、冬の防寒対策のコツがあります。
まさにバイクならではの服装選びが大切と言えますね。
ここで、バイク歴5年の筆者が実体験を元に服装選びで大切なことをお伝えしていきます!
これを読めば、基本的なバイクの服装や季節別での服装、女性ならではの服装の選び方がわかるようになっているので、下の目次から気になる項目からでも目を通してみてくださいね♪
バイクに乗る時の基本的な服装は?
ずばり、安全性が高い服装です!
安全性が高い服装のポイントは以下の通りです。
□プロテクターを必ず着用
□バイク用シューズ(サンダル・ヒールNG)
□スニーカーNG(MTバイクの場合、シフトチェンジで靴ひもがシフトレバーに引っかかり大変危険なため。)
また、夏は暑いからと半袖や半ズボンで運転する方をたまに見かけます。
ただ、肌の露出は絶対に避けてください!!
その理由は、事故をしたときに自分の身体を守ることができないからです。
さらに夏の日差しはかなり強いため、メッシュのジャケットを着るよりも体感温度が高く感じてしまいます。
半ズボンで運転する方をたまに見かけますが、タンクをニーグリップしたときに火傷の恐れがあります。
必ず長袖長ズボンを徹底して運転をしてくださいね!
スクーターや原付であっても転倒時に身体を守れないため、同じく長袖長ズボンを着用しましょう。
プロテクターの重要性とは?
ここまで、バイクに乗る時には安全性の高い服装をすることが大切とお伝えしてきました。
実は、服装において一番大切なのはプロテクターを着けた状態でバイクに乗ることです!!
プロテクターが大切な理由は、万が一事故や転倒をしてしまった際に、自分の身を守るためです。
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実は、死亡事故の約7割は頭部と胸部の損傷により発生しています。
「頭部はヘルメットを被っているから問題ないとして、プロテクターは少しの外出程度なら問題ないのでは?」と思われるかもしれません。
ただ、その考え方が命取りになることを忘れないでください!!!
ヘルメットも万能ではありません。長年同じヘルメットを使っていると耐久性が劣ります。
製品安全協会とJHMA(日本ヘルメット工業会)により、ヘルメットの有効期間を「購入後三年間」と定めてられいます。
また、正しく着用出来ていない場合も、いざという時にヘルメットが頭から取れてしまうと十分な保護効果が発揮されず大変危険です。
実は、法律で着用義務となっているヘルメットだけでは命を守りきることが難しいことがあります。
ですので、ヘルメットに加えてプロテクターも必ず着用しましょう!!
ただ、毎回プロテクターを着けるのも確かに面倒ではあります。
通勤や通学など、日常の足としてバイクに乗っている方であれば尚更ですよね。
そんな方におすすめの服装を次の章でご紹介します!
プロテクター入りジャケットが日常使い抜群!
「毎回しっかりとしたプロテクターを着るのは大変だよ…」
と感じる方も少なくないのではないでしょうか?
そんな方にはプロテクター入りジャケットが大変おすすめです!
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上記の画像のように、プロテクターがジャケットの内部に初めから入っているため、プロテクターを装着する手間がなく非常に使い勝手が良いです!!
筆者も常にプロテクター入りジャケットを愛用しております♪
何よりもプロテクター入りジャケットのメリットとしては、以下の2点です。
・ジャケットによっては保温インナーが付いていて、温度調整がしやすい。
また、普段着の上に羽織るだけでいいので、通勤通学や近所の買い物に行くときにも便利ですよ♪
観光であればジャケットを脱げばそのまま身軽に観光を楽しめますね。
また、普段着のようなスタイルでバイクに乗りたい方はインナープロテクターもおすすめです。圧倒的にファッションの幅が広がるので、一段階バイクファッションにこだわりたい方はぜひお試しくださいね♪
女性ならではのバイクの服装選びのコツ
「といっても、プロテクター入りジャケットのレディース用は数が少なく困ってしまう…」
という方に向けて服装選びのコツをお伝えしますね。
インナープロテクターで服装の幅を広げる
一番お手軽なのは、インナープロテクターを着た上でお気に入りのジャケットを着ることです!
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普段着のTシャツやジャケットの下にインナープロテクターを着ておけば、ファッションの幅を広げつつ安全性も同時に確保できる優れものです!!
こちらのデイトナのインナープロテクターが大変おすすめです!
まずはフルメッシュになっており夏場でも快適に過ごせます。
また、メンズ用のインナープロテクターだと胸の部分が平らなので、着用時に違和感が出やすいかもしれません。
よりフィット感を求めたい方はぜひレディース用のインナープロテクターをお店で試着してみてくださいね♪
また、インナープロテクターの上に着る服は身体に密着するような服装を心がけてください。
ダボっとしたパーカーと合わせるのも見た目はオシャレですが、バイクに乗るときの風圧で服がパタパタとしてしまい、疲労感や運転のしづらさにも繋がります。
服のバタつきで運転操作に支障が出ることもあるので注意してくださいね!
レディース専門ブランドで探す
バイクウェアのブランドといえば、タイチやコミネ、クシタニやデイトナなどがありますが、やはりレディース用の取扱いは非常に少ないのが現状です。
おすすめのレディース用のバイクウェアブランドは「Baico(バイコ)」です!
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レディースバイク用品店バイコさんの素敵なところはこの2点です!
・おしゃれでかっこかわいいバイク女子になれるアイテムが勢ぞろいなこと
バイク用品は店頭でもレディース売り場の面積は小さく、種類も少ないです。「もっと女性らしいデザインでおしゃれにバイクファッションを楽しみたい」という方はぜひECサイトを覗いてみてください♪
ECサイトなので店頭の販売は行っておりませんが、バイクのイベント時に出店していることも多数なので、実物を目に通してみる機会もいいかもしれませんね♪
ワークマンで安価でおしゃれな服を探す
実はワークマンの店舗にライダー向けのウェアがたくさん販売されています!
ワークマンはもともと作業着をメインとして販売していたブランドのため、耐久性に優れアウトドアにも大活躍間違いなしです!
バイク用品店よりも安価で、性能が優れたウェアを取り扱っているため、ぜひ一度店舗に足を運んでみてくださいね♪
季節ごとのバイク服装は?
さて、ここからは季節別でバイクの服装の選び方をご紹介していきます!
安全性を確保した上でバイクの服装を選ぶことが鉄則です。
季節別で快適にバイクに乗るためにはどんな服装が適しているのか順番にご紹介します。
ご自身で一番気になる項目からご覧くださいね♪
春
ジャケットはオールシーズン用で、柔軟に気温差に対応できるようにしましょう。
冬用ジャケットはどのメーカーのものも保温インナーが取り外せるようになっています。
気温がある程度高いときは、保温インナーを外してバイクに乗るのもおすすめです。
また、山間部など自然が多い場所はグッと体感温度が下がるので要注意です。
日によっては冬並みに寒かったり初夏のような陽気になることもあるので、重ね着やネックウォーマーでうまく体温調整ができるようにしておくとGOODです。
パンツはプロテクター入りのもの一枚で快適にバイクに乗れます。
しかし、早朝や夕暮れ時、雨天時や山間部など急激に気温が下がる場合もあるので、重ね着用のパンツを一枚用意しておくと安心です。
夏
ジャケットはメッシュ素材で通気性を良くすることが大切です。
転倒時に肌を守れず大けがに繋がるリスクがあります。
また、意外だと思われがちですが、実は長袖のメッシュジャケットを着てバイクに乗った方が半袖より涼しく運転ができます。
メッシュジャケットの方が涼しい理由は、直射日光を直に浴びなくて済むのと同時に、風の通りが良くなるため体感温度の上昇が抑えられるからです。
直射日光が強い日は通気性の良い長袖のパーカーを羽織った方が涼しく感じるのと同じ理由ですね。
メッシュのジャケットにも「ハーフメッシュ」と「フルメッシュ」の2種類のジャケットがあります。
ハーフメッシュは日常の足よりも趣味としてバイクに乗り、遠出したり自然の中をツーリングする機会が多い方におすすめです。
街中ではフルメッシュの方が涼しく乗れますが、時間帯と場所によってはフルメッシュでは夏場でも寒く感じることもあります。
筆者はハーフメッシュのジャケットで普段からツーリングをしています。
ある日、早朝に山間部でツーリングをした際「涼しい超えて寒いな…」と感じたことがありました。
その時の山間部にある気温計が17度だったことを今でも覚えています。本当に寒くて夏なのにホットドリンクがほしくなってしまいました(;^_^
また、夏に北海道でツーリングしたこともあるのですが、地元のベテランバイク乗りの方が「北海道でフルメッシュは寒いから今まで買ったことがない」と教えてくれました。
北海道は夏でも天候によって20度を下回ることもあるので、北海道ツーリングや自然が多いところによく出かける私にとってはフルメッシュだと寒く感じるシーンが多いと感じました。
反対に、自然豊かな場所や冷涼な地域にあまり行く機会がなく、街乗りや普段使いメインでバイクに乗る方はフルメッシュの方が快適にバイクに乗れますよ!
秋
春と同じくジャケットをオールシーズン用で、柔軟に気温差に対応できるようにしましょう。
注意点も春とまったく同じです。
ただ、最近は秋でも日中は暑い日が続くので、夏用のメッシュジャケットをメインに着ることをおすすめします。
また、春や秋は雨になることも多いので、レインコートを携帯しておくと何かと便利です。
実は、寒いと感じるときにレインコートが羽織り代わりにもなりますよ。意外と暖かいのでおすすめです。
冬
ジャケットは冬用を着用し、ネックウォーマーや裏起毛のグローブで風の侵入を防ぐようにしましょう。
最高気温が10度を下回るような日には体感温度は氷点下クラスになります。
筆者の体感では、普段着のダウンコートよりもバイク用の冬用ジャケットの方が暖かいです。
手首や首元などがマジックテープで調整できるようになっているので、風の侵入を完全に防ぐことができるからだと思っています。
もちろんジャケットの下にはヒートテックや裏起毛の服を重ね着して寒さ対策をしています。
お腹にカイロを貼ることもありますね。
靴下一枚だけでは確実につま先が冷えてきます。
特にマニュアルのバイクであれば常に足先が風に晒されることになるので、足の冷えで運転に集中できなくなったり、シフト操作やブレーキ操作にも影響が出ることもあります。
筆者は必ず靴下カイロを貼って防寒対策をしています。
最初は靴下を2枚履きにしたり、モコモコの靴下を履いていましたが、足のサイズが膨れてしまいバイクシューズがきつくなってしまったため断念しました。
さらに、冬に関しては電熱の服を選ぶのもかなりおすすめです!
電熱ジャケット、電熱パンツ、電熱グローブに電熱靴下があります。
電熱製品であれば着膨れもせず重ね着よりも暖かく感じるため試してみる価値は十分にあります。
唯一のデメリットとしては、充電式バッテリー式のものであれば服自体が重くなってしまうこと。
また、バイクのUSBソケットから電源を取るタイプの服だとバイクの乗り降りする度に電源の抜き差しが必要になり少々面倒かもしれません。
電熱製品は多少高価になってしまいますが、ご自身のお好みに合わせて一度検討してみてくださいね!
グリップヒーターは最強
ここまで季節ごとのバイクに乗る時の服装ついてお伝えしてきました。
実は、春から冬までどの季節でも体温調整に便利なものがあります。
それはグリップヒーターです!!
まるでカイロを常に握っている感覚でバイクの運転ができるため、気温が低くてもアクセルワークやクラッチ操作がしやすく安全性も確保できます!
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一見カイロのような役割をするグリップヒーターですが、実は気温が低い冬以外でも大活躍してくれます!
春や秋は時間帯や天候、場所によって体感温度がかなり変化します。
「日中は日差しもあって暖かったけど、帰りの夜道は冬並みに寒い」というときにグリップヒーターがあると手がかじかむことなく運転操作ができて安心です。
また、夏でもグリップヒーターが役に立つときもあります。
早朝の山間部や北海道など、夏でも肌寒く感じるときにも少しグリップを温めておくと本当に快適です。
夏場のエアコンで手が冷えるほど筆者は重度な冷え性なので、グリップヒーターには本当に助けられています。
グリップヒーターの購入金額は7,000円〜20,000円前後、取り付け工賃が5,000円〜7,000円程度です。合計で約12,000円〜27,000円前後が相場となっております。
詳しい金額は実際にバイク屋さんに問い合わせてみてくださいね♪
バイクの2人乗りで後ろに乗る時の服装
最後に、バイクの2人乗りでの服装をお伝えします!
ヘルメットを正しく着用し、長袖長ズボンで肌の露出は厳禁です。
グローブも着用し、靴はスニーカー等を履きましょう。ヒールやサンダルはNGです。
アクセサリーも絡まったり風圧で紛失する可能性があるため外しましょう。
「後ろに乗るならライダーと同じ服装でなくてもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、バイクは常に危険と隣り合わせな乗り物です。
すべては万が一の事故や転倒に備えて、搭乗者の身の安全を確保できる服装で乗ることが鉄則です。
まとめ
以下が安全性の高い服装の特徴になります!
・プロテクターを必ず着用
・バイク用シューズ(サンダル・ヒールNG)
・スニーカーNG(MTバイクの場合、シフトチェンジで靴ひもがシフトレバーに引っかかり大変危険なため。)
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